施設NEWS

2022.05.31

デイニュースVOL19 プロジェクト“甘藷”

「初夏の陽に 若葉眩しく 芋ばたけ」職員A

 みなさんこんにちは!杜の風上原デイサービス職員Aです。

ツツジが終わり紫陽花がチラホラ。陽射しの強まりと共に、街も人も夏を思わせる装いへと移ろってきました。

青葉しげる季節、杜の風上原デイサービスでは、テラスの花壇緑化計画第一弾「サツマイモ栽培はじめました」を始めました。

 

コロナ禍でもご利用者さまと一緒に楽しめる活動をとアイデアを出し合い、放置されていた一部の花壇を耕し、肥料を施し、晴れ間を狙ってサツマイモの苗を植えました。

お手伝いいただけるご利用者さまには職員と一緒に、応援されるご利用者さまには、渡り廊下のガラス越しに楽しんでいただきました。

みなさん口々に「かわいい葉っぱね」 「たくさん実るかしら?」

と、楽しんでおられました。

また、何人ものご利用者さまが「戦争中は庭や空き地でお芋を作った」と子供の頃の経験をお話してくれました。

多くのご利用者さまが70数年前の苛烈な体験を経て歩んでこられたのだと、芋の若葉を見て感慨を深くしました。

 

いささか脱線しますが、ワタクシ職員Aが「オジサンは昭和生まれだよ」と無邪気な小学生に話すと、

「ふ~ん、じゃあ戦争で大変だったんでしょ?」と返されたことがあります。

平成生まれの小学生にとっては、万博世代の職員Aもご利用者さま世代と同じ「昭和の戦争があった時代の人」とくくられてしまうのですね~

連日報道される欧州を始めとする現在の世界情勢に鑑み、ワタクシたちや平成生まれ世代が再び「戦前」生まれにならないよう、祈るばかりです。

「手ずからに 植えしイモ苗 目を細め」職員A

陽射しを浴びてキラキラと、あるいは雨粒を受けて活き活きと、

小さないも畑で揺れる若葉を見て、ご利用者さまもワタクシたち職員も愛おしく眺めています。

収穫の秋が楽しみですね!