施設NEWS
2023.12.27
デイニュースVOL47 サイタサイタ2023おおつもごり
こんにちは!杜の風上原デイサービス職員Aです。
もういくつ寝るとお正月、早いもので2023年も大詰めですね。
みなさんはどんな1年でしたか?
杜の風上原デイサービスはもちろん小さな変化はありましたが、幸い大きな事故などもなく変わらぬ日々を過ごせました。
変わらぬものといえば、送迎の道すがらや杜の風の花壇で私達を楽しませてくれた花々。今回は花の歳時記をお送りいたしましょう。
月日は百代の過客にして 卯の年も早やおおつもごりなり。
振りさけみれば佳きも悪しきも多々あるも 傍らには世ととも花の彩りありて いとこころ良し。
春は桜木 ようよう咲きたるを眺むれば 姥 翁 うち揃いて花見に饗す いとおかし。
「南風(はえ)わたり 桜こぼれて かすみ空」職員A
杜の風なる東屋の 花壇に手ずから植えたる鬱金香 芽の出るを待ち咲くを愛でたるは いとらうたかることこの上なし。
「背くらべ しているのかな ぼたんゆり」職員A
夏はひまわり。
猛き天つ日酷暑のなか 凛として頭をもたげ 山吹に輝く姿 いとあはれなり。
「炎天下 すっくと仰ぐ 天蓋草」職員A
目を転じて足元を見ば ひまわりに負けじと群るべく咲き競ふ夏の花々の さても美しく麗しき様ならむや。
いとおかしみの ありおりはべりいまそかり。
「雨に陽に 笑っているの 日々草」職員A
秋は唐いも 蒸かしてもさらなり。
風薫る候 苗を植えたる紅はるか 過ぎ過ぎて葉茂り蔓のびて
晩秋間ぢか いも引きすさすしむ。
たわわに実りし唐いもに 頬ほころび目尻さがりて いとおかし。
いとあはれなり。
蒸かして茶請けに供せしを その甘露なること比ぶるものなし。
いとおかし いとあはれなり。
「ほっこりの 温み味わう 神無月」職員A
冬はつとめて。
芙蓉の見えたる蒼天なればいふべきにもあらず。
あした、北風にわななくべくせる小さき花が、師走の柔らかき日差し浴び佇むさまは、慌ただしさを忘れさするものなり。
年を越して やがて来る春にあまたに花咲くべく 耕し水をまくも日ごろの楽しみなることよ。
土に触るることや花を愛づることなど 以前は興がなけれど
折節のめぐりを姥翁と感ずるがたのしくなりこしやよ。
来年もまた、おだしくすくよかにふらばやとまほしたし。
「巡りくる 春を想いて 移植ごて」職員A
令和5年最後のデイニュースは、来年の大河ドラマの紫式部さんにちなんでライバル清少納言風味でお送りいたしました。
来年もよろしくお願い致します。