施設NEWS

2024.05.01

人の世の正しき道を踏み行かば・・・・いなぎ正吉苑開苑38周年!

 いなぎ正吉苑は、1987(昭和61)年51日に創設者である櫻井 初会長(当時理事長)が、緑豊かな多摩丘陵の稲城市平尾に特別養護老人ホーム正吉苑(当時)を開設してから今年で38年となります。 

 

 正吉苑の名は、創業者・現会長と同じく教職に就いていたその母親が口にしていた諭(さと)しうたの一節「人の世の正しき道を踏み行かば、福徳至り吉事ありなん」の上の句と下の句から「正」「吉」を取り、命名したものです。

 当時会長は、経験のない職員であっても利用者とともに一体となって幸せをつくっていくことを願い、「老若一如」と題し、志を明らかにしました。この「老若一如」は、当時いなぎ正吉苑の事務所内に貼ってあったことを思いだします。
開設当時の38年前は、一般的に介護職員のことを「寮母」「寮父」と呼んでいる時代でした。
しかし、櫻井会長は、私たちは介護のプロだから「介護員」と呼び、「生活指導員」ではなく、相談を受けさせていただく立場だから「生活相談員」と呼びます。というポリシーで施設運営をしていました。
*当時のご利用者は「明治生まれ」の方々が中心で、学校を卒業したばかり、ましてや社会生活の経験の浅かった私たちに、人生の大先輩を指導するのでなく、相談を受けさせていただく姿勢でいなさいと。。。そして、常に勉強し、向上心を持っていなさいと言われていました。
この創設者の想いを大切にしながら、今後も正吉福祉会の理念実現のために、職員一同精進して参ります。
そして、
ご利用者、ご家族、地域の方々に支えられ、今年38歳の誕生日を迎えられたことについて、衷心より感謝申し上げます。